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1. 受賞名 | 平成20年度日本森林学会賞 (受賞日:2008年3月) |
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2. 受賞者の氏名、所属 | 森林総合研究所 生物工学研究領域 チーム長 丸山 毅 |
3. 受賞理由 |
Somatic Embryogenesis in Sawara Cypress (Chamaecyparis pisifera Sieb. et Zucc.) for Stable and Efficient Plant Regeneration, Propagation and Protoplast Culture(不定胚を経由したサワラ個体再生技術の開発) |
4. 受賞理由の簡単な紹介 | 針葉樹の遺伝子組換えには、不定胚を経由する個体再生系が必要である。国産針葉樹で初めて、サワラ未成熟種子から不定胚形成細胞を誘導し、不定胚の形成、さらに発芽させ、効率の良いサワラ個体再生技術を開発した。また、スギ、ヒノキ、クロマツ、アカマツ、ヤクタネゴヨウなど他の針葉樹でも、不定胚を経由した効率の良い個体再生技術を開発した。そして、1個の未成熟種子から数万本のクローン苗を短期間に生産させ、有用品種や希少樹種の大量増殖を可能にしたこと、不定胚形成細胞へ有用遺伝子を導入することで、遺伝子組換え技術を利用した針葉樹の新品種開発への道を開いたことが評価された。 |
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