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1. 受賞名 | 2011年 Journal of Forest Research 論文賞(受賞日:2011年3月26日) |
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2. 受賞者の氏名、所属 |
荒木 眞岳(九州支所) |
3.受賞理由 |
「幹呼吸速度の垂直変動と季節変動を考慮したヒノキ単木幹呼吸量の推定」と題した論文が、森林が持つ炭素固定機能の評価の精緻化に貢献するものとして、その学術的価値が高く評価された。 掲載誌:Journal of Forest Research 15: 115-122. |
4.受賞の簡単な紹介 |
ヒノキ成木について、幹表面積あたりの呼吸速度は樹冠内の幹の方が樹冠の下の幹よりも高いことを明らかにし、この垂直変化を考慮に入れることが個体の幹呼吸量を推定する際に重要であることを示した。また、従来のように胸高位置のみの呼吸速度に基づいて個体全体の幹呼吸量を推定する場合は、推定精度が落ちるものの樹冠長率を組み込むことで補正できる可能性を示した。 |
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