ここから本文です。
1.受賞名 | 林業経済学会奨励賞(受賞日:2016年3月30日) |
---|---|
2.受賞者の氏名、所属 |
横田 康裕(九州支所 森林資源管理研究グループ) |
3.受賞理由 |
インドネシアの国有林で導入されている「住民共同森林管理制度」の、参加住民に付与される権限の強さ等の「プロセス」面、参加住民の生計向上や地域発展への貢献等の「結果」面に関する研究が、1970年代以降継続して熱帯林政分野で重要課題となっている「住民のための林業」に関する研究に、新しい枠組みと知見を提示したとして高く評価された。 |
4.受賞の簡単な紹介 |
「住民共同森林管理制度」は、ジャワ島国有林の管理経営のために、インドネシア林業公社主導で導入・運営された。同制度は、参加住民に付与される権限は限定的ではあるが、参加住民によって組織される森林資源管理グループの自律的な運営、参加住民を支援する効果的なファシリテーション、地域開発行政との積極的・組織的連携が実施されることで、参加住民の生計向上や地域発展に貢献し、「住民のための林業」となる可能性があることを明らかにした。 受賞論文1:横田康裕他 (2014) インドネシア林業公社による住民共同森林管理制度における住民組織への支援体制-マディウン営林署の事例におけるフィールド・ファシリテーターの役割-. 林業経済, 66(10):2-19:http://ci.nii.ac.jp/naid/110009844811(外部サイトへリンク) 受賞論文2:Yokota, Y. et al. (2014) Contributions of Company-Community Forestry Partnerships (PHBM) to the Livelihoods of Participants in Java, Indonesia: A Case Study in Madiun, East Java. Japan Agricultural Research Quarterly (JARQ), 48 (3): 363-377:http://www.jircas.affrc.go.jp/english/publication/jarq/48-3/48-03-13.pdf(外部サイトへリンク)
|
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
お問い合わせ
Copyright © Forest Research and Management Organization. All rights reserved.