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更新日:2018年6月15日

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Journal of Tropical Forest Science Best Incentive Paper Award 2016(野口 正二・高梨 聡・新山 馨 他)

1.受賞名 Journal of Tropical Forest Science Best Incentive Paper Award 2016(受賞日:2017年4月17日)
2.受賞者の氏名、所属

野口 正二(森林総合研究所 森林防災研究領域)
小杉 緑子(京都大学)

高梨 聡(森林総合研究所 関西支所)

谷 誠(人間環境大学)

新山 馨(森林総合研究所森林植生研究領域)

Siti-Aisah Shamsuddin (マレーシア森林研究所)

Marryanna Lion (マレーシア森林研究所)

3.受賞理由

熱帯雨林における土壌水分と降水量の長期観測に基づいて、先行降雨指数により土壌の乾湿を簡便に推定できることを示し、この指標値を用いて、熱帯雨林における一斉開花が土壌の乾燥に強い影響を受けていることを明らかにしたことが、高く評価された。

4.受賞対象研究の紹介

熱帯雨林では数年に一度の不規則な間隔で、多様な樹種が同調して一斉開花する。その要因として乾燥や低温が引き金となることが指摘されている。フタバガキ科などから構成されるマレーシアの低地熱帯雨林のパソ森林保護区において、12年間の土壌水分と20年間の降水量の長期観測に基づき、土壌水分は南西・北東モンスーンの影響ばかりでなく、エルニーニョやラニーニャの影響も受けて変動することを明らかにした。さらに、先行降雨指数により熱帯雨林の土壌の乾湿を簡便に推定できることを示した。この値をもとに、パソ森林保護区では、1995年から2014年に5度の一斉開花が確認され、一斉開花前の土壌の乾燥状態は、連続して14日以上の期間において、先行降雨指標値が10mm以下となる状態であったことが解析の結果明らかとなった。


Long-term variation in soil moisture in Pasoh Forest Reserve, a lowland tropical rainforest in Malaysia.
Journal of Tropical Forest Science, 28: 324-333, 2016

URL:https://www.frim.gov.my/v1/jtfsonline/jtfs/v28n5/324-333.pdf(外部サイトへリンク)

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