令和元年度（第15回）若手農林水産研究者表彰（南光 一樹）

南光 一樹（森林防災研究領域）

林相の違いに由来する林内の雨・土砂動態に関する研究が、森林内植生変化による水と土砂の動態予測を可能とした点が高く評価された。

森林の表土保持機能の評価のために、森林の中で降る雨粒を連続測定できるレーザー雨滴計を開発し、多様な観測・実験・理論構築を通して、森林での雨滴生成プロセスと土壌侵食の実態を明らかにした。それをもとに、林相（樹種、森林構造、林齢）による侵食されやすさの違いを示した。