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1.受賞名 | 第71回 日本木材学会大会優秀ポスター賞(受賞日:2021年3月21日) |
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2.受賞者の氏名、所属 |
三好 由華(木材加工・特性研究領域) 安部 久(木材加工・特性研究領域) 堀山 彰亮(京都府立大学) 神代 圭輔(京都府立大学) 古田 裕三(京都府立大学) |
3.受賞理由 |
第71回日本木材学会大会のポスター発表部門において、「木材標本(TWTw)データベースを活用して解析する様々な樹種の飽水状態における熱軟化特性」が特に優秀なポスターとして評価された。 |
4.受賞対象研究の紹介 |
森林総合研究所の木材標本庫(TWTw)に所蔵されている約80個体の木材標本について、抽出処理前後の熱軟化特性を明らかにした。熱軟化温度は、針葉樹-広葉樹や広葉樹の中でも熱帯産の個体について一定の傾向が認められた。しかし、樹種、生育場所、抽出処理による重量変化率、組織構造等の観点から全ての結果を単純に整理することはできず、個体によって多様であることも明らかになった。今後は、熱軟化特性とリグニン構造の関係についても検討を行い、木材の物性が多様である理由について考察を深めたい。 |
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