木材利用システム研究会賞（伊神 裕司）

伊神 裕司（木材加工・特性研究領域）

木材産業の発展と木材利用分野における産官学連携の推進に関する功績が認められた。

木材利用システム研究会では、木材産業のイノベーションによる木材需要拡大を目的として、木材産業界とアカデミアの相互理解と協調の場を築き、木材の加工・流通・利用分野の『マーケティング』『環境評価』『政策』などを対象とした研究と教育を行っており、木材産業の発展、木材利用分野における産官学連携の推進に貢献したと認められる者に木材利用システム研究会賞を授与している。受賞者は、1991年以降、森林総合研究所の研究員として木材の製材技術に関する研究に従事するとともに、製材所や木材市場など木材産業の現場での調査にも取り組んできた。また、林業技士、木材切削士や地方における技術講習会の講師として、製材・木工業界への技術普及や人材育成に積極的に携わるとともに、学協会の運営など産学官の連携に尽力しており、こうした功績が認められた。