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更新日:2020年9月23日
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ボゴール農科大学(IPB University)、インドネシア共和国
東京農工大学
宇都宮大学
東京大学
2020~2022年度 JSPS科研費
藤井 一至(立地環境研究領域)
東南アジアでは熱帯林伐採後のバナナの単一栽培は、土壌劣化(有機物の減耗)によって病害リスクを増加しています。在来のマメ科樹木を農園に導入するアグロフォレストリーは土壌改良と病害予防を両立する有効な技術となることが期待できます。申請者らはこれまでに、マメ科樹木の導入には土壌有機物量の回復効果と土壌酸性化の問題があることを確認していますが、酸性化にはバナナに必要なケイ酸供給と病害抵抗性を高める効果も期待できます。
土壌酸性化をバナナの病害予防に活用するとともに、土壌有機物量の回復によって病原菌・ウイルスと拮抗する微生物群集の多様性を高めることで病害リスクを低減できる可能性があります。本研究では、アグロフォレストリーの土壌改良および病害防止効果を検証し、土壌酸性化とバナナ病害リスクを低減できる最適なシステム(植栽密度・年数、土壌条件)を構築します。
本研究では以下の内容を行います。
(1)マメ科樹木とバナナの植栽密度による土壌有機物量・土壌酸性化の予測
(2)バナナの病害に関与する微生物遺伝子の探索
(3)土壌酸性化とバナナ病害の抑制できるマメ科樹木とバナナの植栽密度の最適化
収量を維持しながらバナナの病害を防止できる最適なアグロフォレストリーの密度を解明することができると期待しています。
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