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更新日:2019年2月26日

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生物多様性の保全を考慮した効率的な世界木材生産 ―国別生産量の生態経済学的最適化―

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1.共同研究機関

オーストラリア国立大学

2.研究期間

2017~2019年度 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

3.責任者

山浦 悠一(森林植生研究領域)

4.研究の背景

日本は世界有数の森林率を誇りますが、過去数万年間にわたって草地が広域的に維持されてきたと指摘されています。林業活動は森林を伐採して木を植え、植栽した木と競合する雑草木を刈り取ります。そして、この一連の作業は草地に類似した開放的な環境を作り出し、そこには多くの草地性生物が生息することが明らかになってきました。国内の林業活動は、こうして国内の草地性生物の保全に役立つことが期待されます。一方で、国内林業の経済的な状況は厳しく、海外では木材輸出が基幹産業となっている国もあります。世界全体の福利向上のためには、各国の生物多様性を保全しながら、いかに効率的に木材生産を行なうべきか検討する必要があります。

5.研究の目的

本研究では、生物多様性の保全を考慮した効率的な木材生産を世界的視野に立って、経済的な側面から分析します。そして、生態学と経済学を統合することにより、世界の木材マーケット内での、日本を含めた各国林業や研究の今後のあるべき姿について議論したいと考えています。

6.研究内容

各木材生産国の森林タイプや森林成長量、木材生産コストなどを収集・整理します。老齢林と幼齢林の減少を生物多様性の喪失ととらえ、両者の生態学的・経済的価値を評価します。

7.期待される研究成果

上記の分析を進めることにより、老齢林の保護や林業による幼齢林の創出の保全上の価値が明らかになることが期待されます。

 

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