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更新日:2019年4月2日
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カンボジア王国森林局
2016~2020年度 JSPS科研費
壁谷 直記(九州支所)
世界では年間5.2万km2の森林が消失しており、東南アジア諸国においても森林減少は深刻な問題です。森林伐採による土壌侵食量の増加は、河川の河床上昇を引き起こし、洪水氾濫のリスクを増大させる可能性があります。また、発展途上国では、森林伐採をはじめとする森林開発が進行していますが、このような土地利用の変化が、流域スケールの水と土砂の移動にどのような影響を与えるのかに関しては、未だに十分な調査研究が行われていませんでした。
本研究課題では、東南アジアで比較的豊かに森林が残っているカンボジアの熱帯モンスーン常緑林流域を対象に、土地利用の違いが水と土砂の移動特性に及ぼす影響を解明することを目的として、現地観測を実施します。
本研究課題では、カンボジアの熱帯モンスーン常緑林流域を対象に、
1)異なる土壌表層環境における侵食量の差異
2)流域スケールの土砂流出量
3)森林斜面における土壌侵食の実態
の3つを把握することを目的に現地調査および斜面実験を実施します。

現地調査によりアジアモンスーン地域の森林における土砂流出の実態が解明されるとともに、土地利用変化に伴う流域スケールの土砂流出変化予測に役立つ成果となることが期待されます。
壁谷直記、清水晃、清水貴範、飯田真一、玉井幸治、宮本麻子(2018) 熱帯モンスーン常緑林流域における水・土砂流出機構の解明(I) ―試験地の設置状況―. 九州森林研究 71:79-82.
壁谷直記、清水晃、清水貴範、飯田真一、玉井幸治、宮本麻子(2019)熱帯モンスーン常緑林流域における水・土砂流出機構の解明(II) ―開発の進んだ流域における流出土砂量の推定事例―. 九州森林研究 72:51-55.
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