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ヤクタネゴヨウ

和名:ヤクタネゴヨウ(アマミゴヨウ)
所属:マツ科 マツ属
学名:Pinus amamiana Koidz.
特性:常緑の高木。樹冠は円錐形であるが、老木ではやや傘形を呈する。樹皮は幼木では灰褐色平滑であるが、老木では亀甲状の鱗片となり剥離する。葉は5個束生し、青味がかった緑色をなし、葉鞘はごく短い。雌雄同株。球果は卵円形または卵状楕円形、種子は長楕円形で茶褐色、翼はなく鋭い縁辺がある。5月に開花し、翌年10月に果実が成熟する。
分布:天然分布の北限地は種子島西之表国有林の北緯およそ30゜45´である。これより以南、種子島の浜津脇国有林、屋久島の破沙、平瀬などに分布しているにすぎない。
用途:材は建築材、船舶材などに用い、樹木はまれに庭木とする。鹿児島の仙巌園に大木がある。
備考:ヤクタネゴヨウは屋久島のヤクと種子島のタネをとったものである。中国・台湾に分布するタカネオゴヨウ(P. armandii)の変種とする見解もある。
開花時期:5月
果実成熟期:翌年10月
写真
ヤクタネゴヨウの葉

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