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山地防災研究グループでは、温暖多雨地域における森林の環境維持機能及び防災機能を活かしつつ、山地で発生する災害を軽減するために、以下のような研究を行っています。
二酸化炭素動態観測施設(熊本県山鹿市鹿北)の森林 |
気候変動影響の予測の向上に不可欠である森林における温室効果関連物質の吸収・排出を把握するため気象観測タワー(二酸化炭素動態観測施設)を用いて、九州の人工林において二酸化炭素フラックスの長期モニタリングを行っています。
また、気候形成に影響するエアロゾルの前段物質で温暖化に重要な役割を果たす植物起源揮発性有機ガス(BVOC)の全国モニタリングサイトの1つとしてBVOCを観測しています。 |
常緑林流域試験地量水観測地点 |
温暖多雨な九州・沖縄地域においては、河川の洪水や渇水などを緩和する森林の水保全機能(水源かん養機能+洪水防止機能)の実態解明が重要です。 |
令和2年7月豪雨災害で発生した山腹崩壊地 |
九州は近年、豪雨、地震、火山噴火等による自然災害が多発している地域です。山地における自然災害発生時には、速やかに現地を調査し、森林における被害状況を分析して要因の解明を行い、被災地の復旧対策事業を支援しています。 また、森林の成長に伴う山腹崩壊危険箇所の変化を予測する手法を開発する等、森林の持つ減災機能に関する研究を行っています。 |
主なプロジェクト等
等の研究課題を実施しています。
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