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ホーム > 研究紹介 > 研究組織 > 森林生態系研究グループ

更新日:2021年7月19日

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森林生態系研究グループ

森林生態系研究グループでは、生態系機能に配慮した森林管理技術の開発と、森林土壌の物質貯留機能や水質浄化機能の解明を目的として、以下のような研究を行っています。

  • 成長に優れた苗木を活用した施業モデルの開発
  • 気候変動や人間活動が森林土壌の炭素固定機能に与える影響の解明

 

5月~10月まで毎月下刈を実施する時期別下刈り試験地

九州では戦後に植えられた人工林が成熟し、スギやヒノキの伐採が進んでいます。伐採後には再びスギやヒノキの苗が植えられ、苗が雑草木に負けないよう、夏には下刈りが5年間くらい実施されます。

効果的な下刈りの実施時期を明らかにするため、試験地では下刈りを毎月実施して、植えたスギと雑草木の競争関係を調べています。

森林土壌の炭素貯留量のための土壌断面調査

樹木は二酸化炭素を吸収し、葉、枝、幹、根等の器官として固定します。一方、森林土壌は役割を終え脱落した器官を、より安定した構造(土壌炭素)に変え、長期的に地中に留めることで地球温暖化の緩和に貢献します。
様々な森林で土壌炭素貯留量の変化を長期にわたりモニタリングすることで、気候変動や人間活動が森林土壌の炭素固定機能に与える影響を明らかにしています。

 

主なプロジェクト等

  • 世界自然遺産のための沖縄・奄美における森林生態系管理手法の開発(H30~R4)
  • 森林土壌の炭素貯留量報告のための情報整備(R3~R8)

等の研究課題を実施しています。