ホーム > 業務紹介 > 活動報告 > トピックス  平成18年度 > ジーンバンク事業の一環でスギの球果採取を実施

更新日:2014年7月14日

ここから本文です。

ジーンバンク事業の一環でスギの球果採取を実施 

九州育種場内の樹木から球果を採取する作業が10月初旬から始まりました。

これは、林木遺伝資源ジーンバンク事業の一環として行っております。

今年度はスギ・ヒノキの精英樹と複合特性品種の球果を採取する計画となっております。

採取した球果は、乾燥室に運び込み乾燥させます。

球果が乾燥すると鱗片が開き、種子が自然に落ちてきます。

種子が落ちきったら、「ふるい」と「風選」による精選作業を行います。

まず、ふるいで大きなゴミを取り除き、風選で小さなゴミや「シイナ」を取り除きます。

風選とは、風を利用して選別する方法で、充実した種子が風に飛ばされず残ります。

このようにして精選した種子は林木育種センター(茨城県日立市)へ送付して、冷凍保存されます。

 

 

2001011_スギ球果採取_枝を採取 2001011_スギ球果採取_球果の乾燥
球果の付いている枝を採取 球果の乾燥
2001011_スギ球果採取_精選 2001011_スギ球果採取_袋入れ

種子の精選

系統ごとに種子を袋に入れる。