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更新日:2014年7月14日
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平成19年2月20日から28日にかけて、当場の敷地に九州育種場および九州各県が選抜した第二世代抵抗性クロマツを植栽しました。
植栽目的は、九州育種場が九州大学・福岡県森林林業技術センター・佐賀県林業試験場・長崎県総合農林試験場・天草地域森林組合・宮崎県林業技術センター・鹿児島県林業試験場の7機関と合同で行っている農林水産研究高度化事業「クロマツの第二世代松材線虫抵抗性種苗生産システムの構築」の研究項目「第二世代抵抗性クローンの増殖および採種園・採穂園の造成」のクローン増殖において採穂台木として活用するためです。
植栽する苗は、3年連続で、毒性の強いマツノザイセンチュウを接種して生き残った約1,000本のクロマツです。
作業の手順は、まず梱包された苗木を取り出し、根切りをした後、事前に掘り起こした穴に苗木を入れ、土を被せます。
その際、地際となる位置を定め、苗木が活着しやすいように地面を足で踏み固めます。
その後、萌芽枝を発生させるため、当年枝を剪定します。
一連の作業が終わった後、系統表示のためL杭を設置します。
翌年度には、発生した萌芽枝をさし木して、発根性のよい個体を選抜します。
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苗木の根切り | 苗木に土を被せ固定させる | 萌芽枝を発生させるための剪定 |
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植栽が完了した苗木 | 植栽前 | 植栽後 |
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