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更新日:2014年7月14日

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長崎県対馬市にて林木遺伝資源を収集

 平成19年3月7日に、国指定天然記念物「鰐浦ヒトツバタゴ自生地」のヒトツバタゴ10個体から穂を各30本採穂しました。

収集方法は、髙枝切り鋏等を用いて枝を切り落とし、他の個体の枝が混ざらないように分けて取りました。

20070307_対馬_ヒトツバタゴ選木 20070307_対馬_ヒトツバタゴ枝の採取
収集する個体の選木 選木した個体から枝を採取

 

ヒトツバタゴのさし木の様子

20070307_対馬_挿し穂を切る 20070307_対馬_くさび形
芽の付いたところを適当な長さで切る さし穂の切り口をくさび形にする
20070307_対馬_さしつけ 20070307_対馬_固定
さし床に案内棒で穴を空ける 穴にさし穂をさし込み固定する

 

 

 このほか、「林木遺伝子銀行110番」でクローン増殖の要請があった対馬市厳原町にある長崎県指定天然記念物「万松院の大スギ」の枝を採取しました。

以前は20本のスギがありましたが、台風等で倒れ、現在は3本のみとなっていました。

この3本の樹齢は約400年で、うち1本は落雷等で樹勢が衰えていました。

つぎ木とさし木で増殖を行い、里帰りを行う予定です。

 

20070307_対馬_万松院スギ 20070307_対馬_万松院採穂
万松院の大スギ 採穂の様子