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更新日:2014年6月12日
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社団法人林木育種協会主催の「林木育種事業50周年記念第37回林木育種研究発表会」が平成19円11月6日(火曜日)に、東京都千代田区(東京主婦会館プラザエフ)にて開催されました。
当日は、森林総合研究所林木育種センターや東京大学、愛媛県・岡山県などの各都道府県林木育種研究担当者など計13名からの発表がありました。
当場からは「次世代のスギクローン品種の選抜に向けた基礎解析-九州育種基本区におけるスギ検定林調査結果から-」という題目で発表を行いました。
なお、発表した内容の論文につきましては、2008年1月に同協会発行の「林木の育種特別号」に掲載予定です。
要旨は以下のとおりです。
次世代のスギクローン品種の選抜に向けた基礎解析 -九州育種基本区におけるスギ検定林調査結果から-
現在九州育種場では交配家系を中心として成長や材質の優れた次世代のスギクローン品種の開発のため第二世代精英樹候補木を選抜している。
一方、近年九州地域では、集成材用スギ素材生産量が増加傾向であること、そして省力化林業といった林業生産効率向上のための試みが進められていることから、今後は品質から施業方法まで多様なニーズに応えた品種開発を進めなければならない。
また、この際、植栽した林業生産者が経済的な利益が得られる品種の開発を進めることが重要であり、植栽後の成長や材質といった品質が優れるばかりでなく、その植栽された地域で期待される能力を発揮できるかどうかが重要である。
しかし、新たなスギ品種開発では、実際の収穫目標となる形質が20年以上の成熟した段階での評価を待たねばならず、市場が求めている能力を持った品種開発に長年月を要してしまうことが最大の課題であることから、今後品種開発をより効率的に進める方法を開発していくことが必要であろう。
そこで、九州育種基本区でのこれまでの40年以上にわたるクローン検定林調査をもとに、(1)九州地域のスギクローンは植栽地域の違いで品種が変動するか、
そして、(2)収穫時期に入るスギクローンの30年時の能力を5~10年の調査結果で判別が可能であるか、について解析を行ったので紹介する。
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当場職員による研究発表 |
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