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更新日:2013年7月25日

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ヒノキ第二世代精英樹候補木のジベレリン処理を実施

林木育種センターでは、スギ第二世代精英樹に続き、ヒノキ第二世代精英樹の開発も進めています。 

九州育種場では、育種集団林からヒノキ第二世代精英樹候補木選抜を進めており、現在約400個体が場内に保存されています。

選抜に当たっては、ヒノキの花粉症対策のため、雄花の着花量の調査を行う必要があります。

着花を促進する植物ホルモンのジベレリンを6月~8月に処理し、翌春に着花量を調査します。

ジベレリン処理の方法は、ジベレリンを水に溶いて葉面散布する方法と、樹皮を剥皮したところに、ジベレリンを埋め込む方法があります。

ヒノキの着花量の調査には埋め込みの方法が一般的であり、この方法を実施しました。

 

 20130702_ジベレリン_団子 20130702_ジベレリン_注射器   
 ジベレリンの粉末を団子状にしたもの ジベレリンのペーストを注入器に入れたもの  
 20130702_ジベレリン_削り  20130702_ジベレリン_団子埋め  20130702_ジベレリン_テープ巻き
 カッターで樹皮を剥ぎます

ジベレリン団子を埋め込みます 

ビニールテープで固定します 
 20130702_ジベレリン_注入  20130702_ジベレリン_木  
 ペースト状のジベレリンも、剥皮→注入→固定します  ジベレリン処理した枝に白のテープで印を付けます