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熊本県が実施している令和4年度(2022年)くまもと林業大学校人材づくり事業【高校生体験研修】地域林業ガイダンス(林業視察事業)により、12月2日に熊本県立矢部高等学校林業科学科の生徒31名と教員・引率5名の視察研修を受け入れました。
研修では、当場の概要を説明後、全国のスギ苗木生産に占める九州の割合がとても高いことや九州では過去に赤枯れ病が発生し実生苗木の多大な被害があったことなどから、さし木によるスギの山行き苗木生産が多い状況となっていることなど説明しました。
その後、エリートツリーや特定母樹に指定されたスギの系統や普段は目にする機会が少ないコウヨウザン、検定中のマツノザイセンチュウ抵抗性マツの苗木などを見学しました。
高校生から、エリートツリー等の育種苗木とそうではない苗木との価格差はどれくらいあるのか等の質問があり、講師から価格に違いがないことでエリートツリーなど育種苗木が広く普及することにもつながっていることの説明がありました。
会議室での研修の様子 マツノザイセンチュウを接種し検定中のマツ苗木を見学 特定母樹の苗木を見学
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