プレスリリース
 

平成21年 4月 3日

独立行政法人 森林総合研究所
 
国際生物多様性の日記念シンポジウム開催について
 

ポイント
・ 
生物多様性条約締約国会議(COP10)日本開催を来年に控え、生物多様性保全への理解を深めるための市民向けシンポジウムを開催

 
 
概要

  森林総合研究所は、早稲田大学環境総合研究センターと共同で、2009年5月22日に「森林の生物多様性の保全」と題するシンポジウムを早稲田大学小野記念講堂において開催します。第一部では生物多様性条約のキーワード「侵入生物」をもとに、「生物多様性と外来種」について、また第二部では「生物多様性と林業」について、様々な角度からお話しをします。


  予算:森林総合研究所 運営費交付金プロジェクト「生物多様性条約2010年目標達成評価のための森林リビングプラネットインデックス開発に関する研究」

 
 
問い合わせ先など

 独立行政法人 森林総合研究所  理事長 鈴木 和夫
 研究推進責任者: 森林総合研究所 研究コーディネータ   福山 研二

 記念シンポジウム事務局:福山 研二
               Tel:029-829-8212

 広報担当者  : 森林総合研究所 企画部 研究情報科長  荒木 誠
  Tel:029-829-8130
  Fax:029-873-0844
 
 
研究の経緯

  国連環境計画(UNEP)は、2000年の国連総会において、5月22日を国際生物多様性の日としました。毎年世界各国で、生物多様性に関するキーワードを掲げて国際生物多様性の日の記念行事が開催されています。2007年以来、森林総合研究所は早稲田大学環境総合研究センターと共同で生物多様性に関する市民向けのシンポジウムやイベントを企画開催し、好評を得てきました。生物多様性条約締約国会議(COP10)日本開催を来年に控え、今年も生物多様性保全への理解を深めるために、シンポジウムを開催します。

 
社会的背景と現状

  先進国として世界に類を見ない高い生物多様性を誇り、2010年には生物多様性締約国会議(COP10)の開催を目前に控えた我が国は、生物多様性保全の実行及び研究において、今後とも世界のリーダーシップをとってゆくべきでしょう。森林総合研究所は、既に10数年にわたって、温暖化防止と森林の機能、森林から里山における生物多様性の機能と保全に関する研究を継続しており、「COP10」という国際イベントに積極的に参画し、国内のみならず世界に研究成果を発信したいと考えます。
  そこで本年は、東北大学、山梨県森林総合研究所、神奈川県自然環境保全センター等の協力を得て、生物多様性保全の重要性に対する理解を深めていただくための市民向けシンポジウムの開催を企画しています。

  (過去のシンポジウム報告は生物多様性条約ホームページhttp://www.cbd.int/、または当所関連サイトhttp://www.ffpri.affrc.go.jp/event/index.htmlからご覧になれます)

 
シンポジウムの内容

  第一部(午前)は、森林の侵入種・マツクイムシ、奄美大島やヤンバルの希少種、小笠原諸島の生物多様性について、生物種における多様性研究に関する最新の成果をもとに講演を行います。第二部(午後)では、持続的森林管理と生物多様性、林業と種の多様性や生態系機能の関係、人と自然の共生に関する丹沢地域の取り組みなど、森林の多様性保全についての最新の知見を紹介します。
 
 

日 時: 2009年5月22日(木)10:00〜17:20
会 場: 早稲田大学 小野記念講堂
  早稲田大学西早稲田キャンパス27号館(小野梓記念館)1階
  東京メトロ早稲田駅3Aまたは3B出口から徒歩5分
プログラム: 別紙のチラシに掲載しています
対 象: どなたでも参加いただけます
主 催: 独立行政法人森林総合研究所、早稲田大学環境総合研究センター
参加費: 無料(準備の都合上、事前登録をお願いします)
申込先 E-mail:tayousei2009@ffpri.affrc.go.jp
URL: http://www.ffpri.affrc.go.jp/event/2009/20090522diversity/index.html
 
 

 


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