冬の季節に雪の無い東京から新潟方面に旅行するとき,長いトンネルを抜け出たとたんに一面の雪景色が目に飛び込んできて,その劇的な変化に感心させられる方は多いと思います。実は,日本列島の背骨を挟んで日本海側の地域は,世界でも指折りの雪国なのです。最近は暖冬とはいえ,それでも毎年数メートルの深さの雪に覆われる地域があります。
そのような地域に天然に生えている樹木は,厳しい雪の環境に耐えたり,あるいは適応したりして生活を維持しています。ですから,もし私たちがそのようなところに人工的に森林を造成しようとするときには,雪国に生活する樹木たちの知恵に学ぶことが必要です。多様な雪の環境,雪が樹木に与える影響,樹木が雪の環境に適応する興味深い仕組みなどについてお話しします。
講 師:小野寺弘道 (おのでら ひろみち)
生産技術部 育林技術科長
自然環境の厳しいところの森林の取り扱いについて研究中
日 時:1月22日(金) 13:15〜15:00
場 所:多摩森林科学園 森の科学館 Tel. 0426-61-0200
〒193-0843 東京都八王子市廿里町1833
交 通:JR中央線・京王線 高尾駅下車 徒歩約10分
申し込み方法
往復はがきに,講座名「雪国に生活する樹木たちの知恵」,住所,氏名,年齢,電話番号をお書きの上,下記宛先へお申し込み下さい。
申し込みの受付は,1/8(必着分)までです。
申込先・問い合わせ先
〒193-0843 東京都八王子市廿里町1833
多摩森林科学園 Tel. 0426-61-0200