11月の森林講座


快適な木の床

 床材には,荷重を支える強度のほかに,保温性,弾力性,肌ざわりのよさ,さらにこれらの機能が総合的に発揮された時に感じられる「歩き心地」のよさが求められます。また,日常生活の中で発生する種々の摩耗に耐えうることや衛生的であることも床材の重要な機能です。
 床材として,合成樹脂シート,カーペット,タイル・大理石などとともに,木が広く使われてきました。その理由は,木には適度な弾力性,吸湿性,断熱性があり,「歩き心地」や接触感のよい床をつくることができるだけでなく,木の床はダニやカビが発生しにくく衛生的にも優れた特性を持っているからです。
 木の床で快適に過ごすすためには,木のいろいろな特性を知ることが大切です。木の長所と短所を説明しながら,木の床に関わるお話をします。


講 師:末吉 修三 (すえよし しゅうぞう)
     木材利用部 構造利用科 木質環境研究室長

    木質吸音内装材の開発,床衝撃音の低減方法,快適性評価方法に
    ついて研究中

日 時:11月27日(金) 13:15〜15:00

場 所:多摩森林科学園 森の科学館  Tel. 0426-61-0200
    〒193-0843 東京都八王子市廿里町1833

交 通:JR中央線・京王線 高尾駅下車 徒歩約10分


申し込み方法
往復はがきに,講座名「快適な木の床」,住所,氏名,年齢,電話番号をお書きの上,下記宛先へお申し込み下さい。
申し込みの受付は,11/13(必着分)までです。

申込先・問い合わせ先
〒193-0843 東京都八王子市廿里町1833
多摩森林科学園 Tel. 0426-61-0200


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