日本の山のなかには,江戸時代以前から第二次世界大戦後の1960年頃までは,今では想像もできないような「はげ山」が見られました。しかし,大戦後の復興期に木材が大量に必要になったため利用価値の高いスギやヒノキが植えられたり,治山のための緑化が行われたので,現在では山々はすっかり緑におおわれています。ところで,山に苗木を植えてから木材として利用できるように大きくなるまでには早くて30年,遅いと80年ほどかかります。この間,数々の苦労を重ねて森林を健全に育てるのです。この講座では,傾斜が急な日本の山で,どのような作業をしてどのようにして森林を育てていくのか,主に家や家具を作る木材を収穫するための森林を育てる作業についてお話しします。
講 師:竹内 郁雄 (たけうち いくお)
生産技術部 植生制御研究室長
日 時:6月29日(火) 13:15〜15:00
場 所:多摩森林科学園 森の科学館 Tel. 0426-61-0200
〒193-0843 東京都八王子市廿里町1833
交 通:JR中央線・京王線 高尾駅下車 徒歩約10分
申し込み方法
往復はがきに,講座名「森を育てる私の仕事/6月」,住所,氏名,年齢,電話番号をお書きの上,下記宛先へお申し込み下さい。
申し込みの受付は,6/15(必着分)までです。
申込先・問い合わせ先
〒193-0843 東京都八王子市廿里町1833
多摩森林科学園 Tel. 0426-61-0200