世界中では,今,多くの野生生物が絶滅の危機にさらされています。そして,それは日本でも同じような状況なのです。日本の維管束植物(種子植物,シダ植物)では,野生状態での絶滅を含めるとすでに29種が絶滅し,全体の約2割にも達する約1400近くの種が絶滅危惧種とされています。これらの種の中には,これまで人々にさまざまな恩恵を与えてくれたにもかかわらず,私たち人間の活動のゆえに滅びようとしている日本固有の樹木も含まれています。この講座では,五葉松の一種で屋久島と種子島にしか分布していないヤクタネゴヨウを中心に,稀少樹種の現状と保全についてお話しします。
ヤクタネゴヨウ(左)とシデコブシ(右)
講 師:金指 あや子 (かなざし あやこ)
生物機能開発部 集団遺伝研究室長
日 時:11月5日(金) 13:15〜15:00
場 所:多摩森林科学園 森の科学館 Tel. 0426-61-0200
〒193-0843 東京都八王子市廿里町1833
交 通:JR中央線・京王線 高尾駅下車 徒歩約10分
申し込み方法
往復はがきに,講座名「絶滅が心配される稀少樹種/11月」,住所,氏名,年齢,電話番号をお書きの上,下記宛先へお申し込み下さい。
申し込みの受付は,10/22(必着分)までです。
申込先・問い合わせ先
〒193-0843 東京都八王子市廿里町1833
多摩森林科学園 Tel. 0426-61-0200