森林生物 緑きょう病菌
和名:
緑きょう病菌
学名:
Nomuraea rileyi
分布:
日本 中国
写真(上):
緑きょう病菌で犯されたナカジロシタバの幼虫
説明
硬化病の一種。カイコの緑きょう病菌として養蚕農家に知られている。チョウ目の幼虫に感染して致死させ,死体の体表に緑色の胞子を多数形成する。野外では,サツマイモの葉を食べるナカジロシタバの幼虫に秋口によく感染が見られる。分生子柄を一周取り巻くようにフィアライドを形成する。フィアライドの先端はきわめて短い首状で分生子を生じる。分生子は太い楕円形から円筒形で3.5-4.5X2-3.1μmである。微生物的防除に利用されている。
森林総合研究所
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