森林生物 マツノメムシ


和名:マツノメムシ
学名:Metacosma sp.
    チョウ目,メムシガ科
分布:日本以外は不明
 
写真(上):マツノメムシ成虫
マツノメムシ成虫
説明
成虫は開張8〜11mm。幼虫は若齢のアカマツ新芽を加害する。年1化。成虫が5月から6月に発生し,孵化幼虫は新梢の頂芽付近に吐糸にヤニをつけたテントをはりこの中に棲息する。若齢時は葉鞘内を食害する。7月以降は頂芽に形成された冬芽の内部を食害し空洞化する。このため生長が著しく阻害される。9〜10月に地上に降り,地表の落葉層の中で薄い繭をつくり,蛹で越冬する。

森林総合研究所  森林生物情報トップへ  データ一覧へ