森林生物 ヤノナミガタチビタマムシ


和名:ヤノナミガタチビタマムシ
学名:Trachys yanoi Y.Kurosawa
    コウチュウ目,タマムシ科
分布:本州,佐渡島,四国,九州,朝鮮半島,中国
 
写真(上):ケヤキの葉状のヤノナミガタチビタマムシ成虫
ケヤキの葉状のヤノナミガタチビタマムシ成虫
説明
成虫の体長2.6〜4.2mmで,卵形。上肢は褐色の毛で覆われ,3本の波形で銀白色の横帯がある。年1化で,成虫は粗皮などで集団越冬後,おもにケヤキの若葉を摂食する。産卵は葉になされ,孵化幼虫は葉の内部に侵入して葉肉を食害する。大発生時には多くの葉で食害痕が茶褐色になり,落葉する。蛹化は葉の食害痕の中で行われ,羽化した成虫は再び葉を食害する。

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