稼働チェック撮影の意味と方法
森林総合研究所・北海道支所
稼働チェック撮影は、装置を現場に設置した状態で、人に反応させ、かつ人を写し込む形で行います。
稼働チェック撮影には3つの意味があります。
  1.装置が設置状態で正常に稼働しているか確認する。
  2.調査の開始・終了時刻を写真上に記録する。
  3.調査地点番号を写真上に記録する。
次の時、必ず稼働チェック撮影を行います。
  1.装置設置後
  2.中間チェック時:フィルムやメモリカードの交換を行う場合は、その前後。
  3.装置回収前
稼働チェック撮影は、装置が設置された状態で行うことに注意。回収時には、回収後ではなく、回収前に行うこと。
稼働チェック撮影は、調査地点番号を示した手あるいはカードなどを装置の前にかざして行います。
○手による番号表現の例
まず手で拳をつくって手の平をカメラに向け、次の順番で指を立てていきます。
  1. 人差し指
  2. 人差し指+中指
  3. 人差し指+中指+薬指
  4. 人差し指+中指+薬指+小指
  5. 人差し指+中指+薬指+小指+親指
  6. これで完全に手を開いた状態。
    今度は指を次の順番に折っていきます。
  7. 人差し指
  8. 人差し指+中指
  9. 人差し指+中指+薬指
  10. 人差し指+中指+薬指+小指
  11. 人差し指+中指+薬指+小指+親指
  12. これで拳の状態。
手の甲をカメラに向けて同じ事を行うと、11番から20番の番号を表現できます。

○うまく手番号を作れない人は、太めのマジック等で番号を書いたカードを使うなどの工夫が必要です。
作業記録シートに、稼働の有無とチェックの時刻を記録します。時刻の記録は、装置の時計のトラブルに備えたものです。
稼働チェック撮影ができなかった場合は、フィルム切れ、電池切れ、装置の故障・落下・紛失など、その理由も合わせて記録します。