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更新日:2010年6月14日

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森と人をつなぐ談話会(第9回) 開催報告

森と人をつなぐ談話会(第9回)

  • (1)荒漠地の緑化に役立つスーパー樹木とは? (篠原健司 研究コーディネータ)
  • (2)地球温暖化を防ぐ森と木のチカラ (松本光朗 研究コーディネータ) 

「森と人をつなぐ談話会」(第9回)を2010年6月12日(土曜日)筑波西武百貨店6階「つくば西武ホール」で開催しました。
まぶしい日差し、汗ばむほどの陽気という日和の中、森林や環境問題に関心を持っている方々が会場に集まりました。
参加者は、温暖化など地球環境の悪化に伴って年々増加する世界の荒漠地の緑化に貢献するスーパー樹木の開発に関する講演と森林や木が二酸化炭素(CO2)を吸収して、地球温暖化を防ぐ役割を持っていることについての講演を熱心に聴講し、質問していました。

次回は、8月7日(土曜日)に開催する予定です。(参加無料) 

 

(1) 荒漠地の緑化に役立つスーパー樹木とは?

    第9回談話会・写真1    第9回談話会・写真2

温暖化など地球環境の悪化に伴い、世界の荒漠地(乾燥地や耕作放棄地など)の面積は年々増加し、陸地の約30%に達しています。このような荒漠地の緑化には、遺伝子組換えによって耐乾燥性や耐塩性などの環境ストレス耐性を付与されたスーパー樹木の開発が期待されています。遺伝子組換え植物やスーパー樹木の開発の現状と将来性について、実物や見本などもお見せしながらお話ししました。 

(2) 地球温暖化を防ぐ森と木のチカラ 

    第9回談話会・写真3    第9回談話会・写真4

森林や木はCO2(二酸化炭素)を吸収して、地球温暖化を防ぐ役割を持っていると言われています。また、木を使うことが、温暖化を防ぐことになると言われています。
このような地球温暖化と森や木の関係や、それに係わる疑問やナゾについて、実際に木がCO2を吸収する様子を測定したり、木が貯めている炭素の量を実感していただきながら分かりやすくお話ししました。

 

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