研究紹介 > トピックス > ニュース > ニュース 2013年 > 「森林用ドロップネットと運用方法の開発」が「農林水産研究成果10大トピックス」の2位に
更新日:2013年12月24日
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農林水産省農林水産技術会議事務局は、この1年間に新聞記事となった民間、大学、公立試験研究機関及び独立行政法人研究機関の農林水産研究成果のうち、内容に優れるとともに社会的関心が高いと考えられる成果を、農業技術クラブ(農業関係専門紙・誌など29社加盟)の協力を得て、毎年10課題(外部サイトへリンク)選定しています。今年度は12月15日(月曜日)にプレスリリースがあり、本研究成果が2位に選ばれました。
<研究課題と概要> 森林用ドロップネットと運用方法の開発 (独)森林総合研究所は、京都府農林水産技術センター、京都府森林保全課、一般社団法人京都府猟友会南丹支部猟友会と共同で、運搬設置が容易で作業者に安全な、ニホンジカ捕獲のための森林用ドロップネットを開発しました。国立公園、畜舎や人家周辺など銃器やくくりわなが使えない場所で、少数からなる群れごと繰り返し捕獲することで、ニホンジカ密度低減につながることが期待されています。 |
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<当該研究成果のポイント> 国立公園や観光地、畜舎や人家の周辺など、銃器やくくりわなを使えない場所でのニホンジカ捕獲方法として、小型軽量で扱いやすいドロップネット(網を落として捕獲するわな)を開発した。運搬設置が容易であり、現地の立木を支柱に利用することでコストを削減した。遠隔地からの監視と操作で群れごと捕獲することにより、シカを学習させずに、同じ場所で繰り返しわなを用いることができる。このため、効果的なシカ密度低減を期待できる。 |
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<期待される効果・今後の展開など> わな猟免許又は網猟免許を取得者が、有害鳥獣駆除などの捕獲許可を得て使用する。作業道や土場など車両が通行できる場所に設置すれば、運搬設置、見回り、捕獲個体の搬出などの労力が軽減され、また、十分な高さに設置することで長期間の運用が可能。繰り返しの捕獲でシカ密度低減を図る。 |
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<担当者名>
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