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平成26年1月6日
独立行政法人森林総合研究所
ポイント
独立行政法人森林総合研究所(理事長 鈴木和夫)は、平成26年2月4日に「公開講演会:新たなシカ管理に向けて」を下記のとおり開催します。
記
野生ニホンジカ(シカ)による農林業被害面積は全国で7万ヘクタールを超え、深刻な問題となっています。特に森林では、被害が人工林から天然林へ拡大しつつあり、生物多様性保全や国土保全など森林の持つ公益的機能の発揮にも支障が生じつつあります。このような背景を受けて、森林総合研究所では、伝統的な狩猟方法とは異なる新たな個体数管理技術を開発するとともに、その効果と有用性を検証し、シカ捕獲の計画的な運用システムの構築に取り組んでまいりました。この度研究成果を、一般の方々も含めシカ管理に関わる多くの分野の方々に紹介するため、公開講演会を開催することとしました。なお、本研究は農林水産省農林水産業・食品産業科学技術研究推進事業「林業被害軽減のためのニホンジカ個体数管理技術の開発」として平成22年度から平成25年度まで実施されました。
(内容)
講演では、シカ管理のための計画手法、シカ管理のための捕獲システム、シカ管理のための評価手法について、最新の成果を研究担当者がわかりやすく紹介し、新たなシカ管理を推進するために、計画、実行、評価、改善を連携させることが大切であることを解説します。
(意義)
この公開講演会により、森林におけるシカ管理の考え方、具体的な管理の進め方についての研究成果が広く理解されるとともに、一般市民、大学、研究機関、行政や関連団体に新たなシカ管理を推進する必要性が認識され、今後において問題解決に向けた連携が期待されます。
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