研究紹介 > トピックス > プレスリリース > プレスリリース 2015年 > 漆サミット2015 ―文化財建造物への国産漆100%利用に向けて―
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平成27年11月25日
国立研究開発法人森林総合研究所
ポイント
国立研究開発法人森林総合研究所は、東京藝術大学漆芸研究室と共催で、平成27年12月4日(金曜日)~12月6日(日曜日)に、漆サミット2015を下記のとおり開催します。
記
1. 日時: 平成27年12月4日(金曜日)13時~20時、12月5日(土曜日)10時~17時15分、12月6日(日曜日)10時30分~15時
2. 場所: 12月4日~5日: 明治大学リバティタワー(東京都千代田区)、12月6日:日光東照宮(栃木県日光市)
3. 内容: 基調講演、パネルディスカッション、講演会、ポスター発表、創作体験、日光東照宮修復の見学
4. 参加費: 創作体験は1,200円、日光東照宮修復の見学は1,300円、その他無料
文化財修復に不可欠な国産漆について広報・普及するため、平成22年に第1回漆サミット、平成23年に漆サミット2011、平成24年に漆サミット2012と漆サミット2012 in 浄法寺、平成25年に漆サミット2013 in 輪島、平成26年に漆サミット2014 in 京都の計6回の漆サミットを開催しました。過去6回の漆サミットにおいては、ふるさと文化財の森「浄法寺漆林」、「夜久野丹波漆林」や「浄法寺漆」、「夜久野丹波漆」を紹介するパネル展示、漆掻きのパネル展示、文化財と漆に関するビデオ紹介及び「浄法寺漆」を用いた漆芸作品や漆器の紹介を行いました。また、「漆の魅力」に関する講演を開催した他、「ウルシ林見学会」と「漆掻き体験」等を行いました。さらに、漆の品評会「共進会」を行い、基調講演「文化財修復に果たす日本産漆の役割」とパネルディスカッション「文化財の保存修復と日本産漆」等を行いました。今年も文化財修復に不可欠な国産漆について広報や普及を行うため、漆サミット2015(第7回漆サミット)を明治大学と日光東照宮にて行います。
(内容)
本サミットでは(1)文化財建造物への国産漆100%利用に向けての基調講演とパネルディスカッション、(2)「縄文時代における接着・塗装材料として漆」に関する講演会、(3)ワークショップ「国産漆と金で飾るアクセサリー創作体験」、(4)「日光東照宮修復への国産漆の利用」に関する講演と現在修復中の現場見学を行うほか、「漆」をめぐる学際的な最新の研究成果等のポスター発表やふるさと文化財の森「浄法寺漆林」や「浄法寺漆」に関するパネル・作品展示を行います。
(意義)
本サミットを開催することにより、浄法寺漆が日光東照宮など文化財建造物保護に欠かせない貴重な資源であることが全国的に浸透し、浄法寺漆林や浄法寺漆の重要性が広く認識されることが期待されます。また、普及啓発の場として地域のウルシ林を活用することにより、地域住民の関心度が高まるほか、次代を担う子供たちの世代から漆に対する興味や関心を抱かせることができます。
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