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2004年4月20日掲載
論文名 | 音声を手がかりとしたニホンザル野生群の位置探索の正確さについて |
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著者(所属) | 大井 徹(森林総研関西支所)・泉山 茂之(野生動物保護管理事務所)・今木 洋大(CommEn Space)・植月 純也(下北野生生物研究所)・岡野 美佐夫(野生動物保護管理事務所)・白井 啓(野生動物保護管理事務所)・千々岩 哲(景生保全研究所) |
掲載誌 | 霊長類研究、19巻第3号、2003年12月 |
内容紹介 |
サルの群れを探す場合、彼らの音声がよい手がかりとなる。そこで、サルの音声の種類ごとに到達距離と人が探索する場合における音源の方向の正確さを実測した。ラウド・コール(サル同士の長距離コミュニケーションに使われていると考えられる音声)と仲間から攻撃されたサルが出す悲鳴が400m程度と最も遠くまで届き、かつ音源の方向推定が正確に行えることなどが明らかになった。 |
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