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森が変われば気候も変わる -相互影響モデルで再現

2004年5月27日掲載

論文名 Developing a Multilayered Integrated Numerical Model of Surface Physics-Growing Plants Interaction (MINoSGI)(陸面過程 -植物生態系間の相互作用を記述する多層モデルの開発)
著者(所属) 渡辺 力(気象環境研究領域)、横沢 正幸(農業環境技術研究所)、江守 正多(地球フロンティア研究システム)、高田 久美子(地球フロンティア研究システム)、隅田 明洋(北海道大学)、原 登志彦(北海道大学)
掲載誌 Global Change Biology(地球変動生物学)、10巻6号、2004年6月
内容紹介

 森林を取り囲む微気候が変化すると植物個体間の競争様式が変化し、群落構造が変化する。群落構造が変化すると蒸散量やCO2吸収量などが変化し、付近の気候に影響が及ぶ。こうして森林生態系と微気候は互いに影響を及ぼしつつ随時変化していくが、その様子を再現できる数値モデルを開発した。これにより、陸上生態系変動の影響を加味した気候変動予測への道が拓けた

 

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