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ツキヨタケなど日本産きのこが120年以上前に外国人により採集、報告されていた

2004年6月15日掲載

論文名 Type studies of Pleurotus reported from Japan(日本から報告されたPleurotus属菌の基準標本の検討)
著者(所属) 根田 仁(きのこ・微生物研究領域)
掲載誌 Mycoscience (菌類科学、日本)、45巻3号、2004 年 6 月
内容紹介

 幕末・明治初期に欧米人が採集した日本のきのこの標本がイギリスのキュー植物園やアメリカのハーバード大学にあることが分かったので、取り寄せて精査した。光る毒きのこツキヨタケは、これまで1915年に日本人研究者が最初に記載したとされていたが、実際は百人一首の翻訳者として名高いイギリス人Dickinsが日本滞在時に採集し、イギリスの菌学者によって1878年に学術報告され、その後忘れられていたなどのことが判明し、旧名が復活した。

 

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