研究紹介 > 研究成果 > 研究最前線 2004年紹介分 > 不織布上のカビ胞子 -どれだけあればマツノマダラカミキリを殺せるか?-
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2004年9月14日掲載
論文名 | A novel technique to inoculate conidia of entomopathogenic fungi and its application for investigation of susceptibility of the Japanese pine sawyer, Monochamus alternatus, to Beauveria bassiana (昆虫病原性糸状菌の病原力測定のための新接種技術とマツノマダラカミキリ成虫のBeauveria bassiana感受性測定への応用) |
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著者(所属) | 島津 光明(森林昆虫研究領域) |
掲載誌 | Applied Entomology and Zoology (日本応用動物昆虫学会誌)、39巻3号、2004年8月 |
内容紹介 | 病原菌の胞子を形成させた不織布を用い、マツノマダラカミキリ成虫を防除する方法は、本種の新しい有望な防除方法と期待されている。用いる不織布の殺虫効果をより高く、安定したものにするため、効力の強さを適切に評価する検定手法を確立する必要がある。しかし、胞子を水で希釈する従来の検定方法は不織布上の菌の殺虫力を測定するのに不適であった。そこで、水ではなく、死んだ胞子で生きた胞子を希釈する方法をとることにより、不織布上の菌の殺虫力を検定することに成功した。 |
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