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ヒラタケの子実体形成に関わる遺伝子を単離

2005年5月24日掲載

論文名 Isolation of genes differentially expressed during the fruit body development of Pleurotus ostreatus by differential display of RAPD(differential display-RAPD法を利用したヒラタケの子実体形成時に特異的に発現する遺伝子の単離)
著者(所属) 砂川 政英、馬替 由美(きのこ・微生物研究領域)
掲載誌 FEMS Microbiology Letters(ヨーロッパ菌類速報誌、オランダ)、2005年5月(電子版に掲載)
内容紹介  ヒラタケの3段階の培養ステージ(菌糸、原基、子実体)のうち、原基と子実体で特異的に発現している4つの遺伝子の単離に成功した。さらに原基で特異的に発現している遺伝子の一つについて、アミノ酸配列データーベースにより検索したところ、カンジダ属のリパーゼと高い相同性を示していた。このことからこのリパーゼはヒラタケの子実体形成に関与する酵素のひとつであることがわかった。

 

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