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製材工場の大規模化が木材流通の地図を変える

2005年8月29日掲載

論文名 製材品流通の地理的変化と製材業大手の供給戦略
著者(所属) 嶋瀬 拓也(林業経営・政策研究領域)
掲載誌 林業経済、58巻5号、2005年8月
内容紹介  国内製材業の生産力配置の変化をみるため、1962年から2002年の県別製材品出荷量を分析した。(1)自県向け、三大都市圏向けが減り、その他の地域向けの割合が高まっている。(2)出荷量が多い県と少ない県に二分化しつつある。(3)出荷シェアが拡大した県では出荷先が広域化しつつある。この変化は、富山県・広島県・宮崎県など特定の地域に量産工場が集中しつつあることが理由と考えられた。製材工場の大規模化とその地域集中化が、製材品流通の地図を、特定地域からの広域流通という方向に変えつつある。

 

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