研究紹介 > 研究成果 > 研究最前線 2005年紹介分 > 青変菌Ceratocystis polonicaがエゾマツを枯らすメカニズムを解明
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2005年11月24日掲載
論文名 | Xylem dysfunction in Yezo spruce (Picea jezoensis) after inoculatioin with the blue-stain fungus Ceratocystis polonica (青変菌Ceratocystis polonicaを接種したエゾマツにおける木部通導阻害) |
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著者(所属) | 黒田 慶子(関西支所) |
掲載誌 | Forest Pathology(森林病理学雑誌、英)、35巻5号、2005年10月 |
内容紹介 | トウヒ属樹木の枯死は北半球の多数の国の森林で問題となっている。その病原菌の接種実験により、エゾマツ樹幹で樹液上昇が急激に阻害されること、樹液流動の停止範囲は菌の分布域を超えて広範囲に広がることがわかった。青変菌への防御反応として樹木細胞で生産された物質が自らの組織内での樹液流動を阻害し、そのために枝や葉への水の供給が止まってしまうことが明らかになった。 |
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