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ブナ天然林への地球温暖化の影響予測

2006年6月12日掲載

論文名 天然林の分布を規定する気候要因と温暖化の影響予測:とくにブナ林について
著者(所属) 田中 信行(植物生態研究領域)・松井 哲哉(北海道支所)・八木橋 勉(JIRCAS)・垰田 宏(元森林総合研究所管理官)
掲載誌 地球環境、11巻1号、2006年6月
内容紹介  温暖化により日本のブナ林がどうなるかを知るために、環境要因からブナ林の分布を予測するモデルを開発した。これによると、ブナ林の分布を規定する要因として、冬期降水量、暖かさの指数、最寒月最低気温の順に影響力が大きかった。ブナ林の成立に適する地域の面積は、現在の気候下では26,220km2であるが、温暖化後は9~37%に減少すると予測された。

 

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