研究紹介 > 研究成果 > 研究最前線 2007年紹介分 > 材線虫病抵抗性のマツの選抜を確実にする方法

ここから本文です。

材線虫病抵抗性のマツの選抜を確実にする方法

2007年8月20日掲載

論文名 マツ材線虫病抵抗性クロマツ家系の苗木における線虫分布と増殖
著者(所属) 黒田 慶子(関西支所)、大平 峰子・岡村 政則・藤澤 義武(林木育種センター)
掲載誌 日本森林学会誌、89巻4号、2007年8月
内容紹介  アカマツ・クロマツはマツ材線虫病(マツ枯れ)に感染すると大半が枯れます。山で枯れずに残ったマツから抵抗性の高いものを選抜していますが、その抵抗性の強さは実生苗を使ってランク付けしています。より強い抵抗性マツを選抜するために、苗木で抵抗性が発揮される条件を明らかにしました。クロマツの苗にマツノザイセンチュウ(以下線虫)を接種した場合、高さ90cm程度に育つと、30cmの小型苗の時よりも線虫の増殖を強く抑制する性質が出やすいという結果が出ました。この成果は今後、抵抗性マツの選抜技術の向上に役立てることができます。

 

お問い合わせ

所属課室:企画部広報普及科

〒305-8687 茨城県つくば市松の里1

電話番号:029-829-8377

FAX番号:029-873-0844