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ヒートポンプ方式を用いた木材乾燥システム省エネ化

 2013年1月25日掲載

発明の名称 木材の人工乾燥方法及びシステム
発明者及び所属

齋藤 周逸 (森林総合研究所)、西田 耕作・藤間 克己 ((株)前川製作所)

特許出願番号 特許第5049495号
特許出願年月日 平成24年7月27日
特許概要

木材を住宅建築に使用する場合には、くるいを防止したり、性能を安定させたりするために乾燥処理が不可欠です。
木材を乾燥するには何らかの形で熱を与える必要がありますが、できるだけ環境に優しく効率の良い方法であることが求められています。

そこで、温暖化効果の強さを示す地球温暖化係数が代替フロンの1/1800であるCO2を冷媒にして、熱効率の高いヒートポンプ方式を用いた加熱装置を開発しました。

    この発明によって、従来よりも高い温度での除湿乾燥処理(50℃から80℃以上まで)が可能になりました。また、従来では乾燥過程の排気で捨てていた湿潤空気の熱エネルギーを高効率で再利用でき、乾燥コストの低減も可能となりました。

   なお、この発明は「新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業H20~22」によって産学官共同で研究開発したものです。

 

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