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四国支所標本展示館
標本展示館内の剥製などの展示物
標本展示室は四国における森林や林業を一般の方々に理解していただくとともに、当研究所で行っている森林研究を紹介するために建てられたものです。なお、この標本展示室には集成材などの新しい木材工業製品や地元の木材が使用されています。
主要な梁と柱には県産材で製造された集成材を使用
標本展示室は面積が広いために、棟木には断面12cm×60cm、梁には断面12cm×45cmの太い集成材を使っています。通し柱にも断面12cm×15cmの集成材を使っています。集成材とは、乾燥機で十分に乾かした板を張り合わせて作った強度の高い木材で、ここでは高知県産のスギを使用しています。
高い耐風性能
高知県は強い台風が上陸します。そのため、特別に設計した高強度の合板張り耐力壁を用い、建物の台風に対する強さを建築基準の2倍以上としています。
屋根下地に高い断熱性の特殊パネルを使用
太い棟木や梁を意匠として見せるために、天井を張るのはやめました。天井を設けないと、夏は部屋の中がとても熱くなるので、屋根の下地には厚さ20cmの発泡プラスチックをボードでサンドイッチした高い断熱性能を持つ特殊パネルを用いています。
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