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セイヨウヒイラギ(11月)

セイヨウヒイラギIlex aquifolium (holly) イギリス・フランス・ドイツなどヨーロッパ原産の常緑広葉樹。

原産地ではブナ・ナラ林の林床や林縁部などに普通。落葉した冬の森に常緑の緑と赤い実が見た目に鮮烈なことと,その葉縁の大きな鋸歯から,古くから魔力を持つ木とされ,現在ではクリスマスのシンボルとしても飾られる。この常緑に赤い実の取り合わせは,モチノキ・クロガネモチ・ウメモドキ・タラヨウなど他のモチノキ科の樹種でもよく見られる。

いっぽう日本のヒイラギはモクセイ科であり,その実は灰青色である。しかし,鋸歯はさらに鋭く,同じく魔よけの象徴とされ,節分には鰯の頭と共に供えられる。(や)

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