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森林総合研究所十日町試験地(新潟県十日町市)は1917年の設立当初から100年以上にわたって雪や気象の観測を継続し、その観測記録原簿(気象月表原簿)が保管されてきました。また、早くから積雪や雪崩の研究に着手し、実験斜面に沿って造られた地下道を活用した先駆的な研究により、日本の雪崩災害防止対策や多雪地における林業技術の開発に重要な役割を果たしてきました。
これらの価値が認められ、2024年5月22日に森林総合研究所十日町試験地の観測記録原簿および積雪観測用地下道が、一般社団法人日本森林学会の「林業遺産」に認定されました。
林業遺産の選定は、日本の林業の歴史を将来にわたって記録していくために、日本森林学会が実施している事業であり、各地の林業発展の歴史を示す景観、施設、跡地等、ならびに体系的な技術、特徴的な道具類、古文書等の資料群について、日本森林学会が認定するものです。
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