NOAA AVHRRデータを用いた火災の延焼の把握


 NOAA AVHRRがとらえた,2000年7月中〜下旬にインドネシアスマトラ島で起きた大規模な火災の延焼の様子。図1の範囲において,NOAA AVHRRで検出されたホットスポットは最大5日間連続した。

 ホットスポットの分布及び時間変化から以下のことを読み取ることができる。図2の13日に4箇所で火災が発生し,そのうち3箇所では後に広範囲に延焼した。16日(図3)には恐らく強い西風にあおられたために東方に激しく延焼。18日(図4)には北西方向に移り,19日にはほとんど鎮火した。

(図の説明:背景はSPOT vegetation最小値。ホットスポットは赤と青のフレーム()。赤は当日で青は前日以前のホットスポット,□は2日連続,+は3日,×は4日,○は5日連続でホットスポットが検出されたピクセル。)


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