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キジョランの実(10月)

キジョランの実キジョランは、ガガイモ科の常緑のつる性植物です。園内のいたるところにつるを伸ばしています。

初秋に花が咲きますが、実が熟すまでに一年以上かかります。花はたくさん咲くのですが、実になるのはわずかです。

花は径4㎜位の小さな白い色をしています。実は長さが13-15cm位のラグビーボールのような形です。最初は、緑色をしていて、探すのも大変ですが、実がなっているところでは、いくつも見つかります。

晩秋から初冬にかけて、熟してくると茶色に変わってきます。中から長い白い毛を持った種子がいくつも飛び出してきて、この様子が、鬼女の髪の毛に似ているので、鬼女蘭という和名になったといわれています。

アサギマダラの幼虫の食草です。葉に丸い穴が開いていれば、幼虫の食べた跡です。葉の裏に幼虫が隠れているかもしれません。(か)

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