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九州育種場は、県や認定特定増殖事業者(※)に採種園・採穂園の整備に必要な穂木または苗木(原種)を計画的に生産し、要望に応じた原種配布に努めています。また、原種苗木の早期生産技術や効率的な増産技術の開発等を行っています。配布する原種について、トレーサビリティを確保した配布システムを開発し、適切な系統の管理を行っています。
※都道府県に認定を受けた民間事業体
地球温暖化対策や花粉発生源対策等の多様なニーズへの対応に向けて、優良品種等や特定母樹の採種園・採穂園の造成、改良、管理に努めており、エリートツリー等の視察・研修や技術指導等のフィールドとして、活用してます。
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スギ原種園 |
視察等の受け入れ |
採穂園の技術指導 |
特定母樹とは、平成25年5月に一部改正された「特定間伐の実施の促進に関する特別措置法」に基づいて、特に優良な種苗の生産を行うために農林水産大臣の指定を受けたもので、九州育種基本区では、令和4年度までに、スギ39系統、ヒノキ1系統の特定母樹が指定されています。
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植栽後4年で樹高6mの特定母樹 |
多様なニーズに応え、育成品種を速やかに提供するとともに、その種苗が効率的に生産され、育成品種の特性を発揮できる環境で有効に活用されるように、県や認定特定増殖事業者への採種園・採穂園の育成管理技術の現地指導、技術者等の受け入れ研修などを積極的に行い、育種技術の向上・優良種苗の普及に努めています。
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採穂園の現地指導 |
マツノザイセンチュウ懸濁液作成講習会 |
県研究担当者に対する受託研修 |
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学生への実習指導 |
苗木生産者への育苗技術指導 |
材質調査に関する研修 |
最近5年間(平成30年度~令和4年度)の講習指導実績は次のリンクから参照できます。
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