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更新日:2013年7月26日
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九州育種場では7月24日と25日に、様々なクロマツ・アカマツの苗にマツ枯れの病原体であるマツノザイセンチュウを人工的に接種して、各苗の病気に対する抵抗力の高さを調べる試験を行いました。
苗は、抵抗性マツの採種園および九州各地のマツ枯れ被害林分から集めた種を蒔きつけ、その後1年4ヶ月ほど養苗したものです。
材線虫病に対する抵抗力が低い苗はマツノザイセンチュウを接種すると枯損するため、抵抗力の高い苗を選び出すことができます。
今後、さらに数回の試験を経て、抵抗力の高いものは抵抗性品種として申請されます。
接種は炎天下、職員全員で行いました。
作業は、ナイフとノコギリによって幹の地際部に傷をつける人とマイクロピペッターで一定量の線虫を接種する人がペアとなって行います。
また今回は、九州大学の学生が実習として一緒に作業を行いました。
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苗木の幹の地際部に傷をつけます | 線虫を流し込みます |
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苗畑での接種作業の様子 |
九州大学の学生 |
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