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近年,産業活動などに伴って二酸化炭素の排出量が増大し,
その温室効果によって地球環境が温暖化するのではないかと
心配されており,その防止対策が急がれています。
森林は炭酸同化作用によって二酸化炭素を吸収・固定していますが,
その能力を明らかにするために,樹種や気候条件などの異なる全国6箇所に
観測タワーを設置し,二酸化炭素の変動を観測しています。
観測タワー(高さ30m)には,ブナ林と上空の大気との間の
二酸化炭素のやりとりを観測するため,二酸化炭素の取り入れ口のほか,
超音波風速計・温度湿度計・放射計などの気象観測装置が取り付けられています。
これらの観測結果を観測小屋に設置されたデータ収録・解析装置に集め,
乱流変動法と呼ばれる手法を用いて解析し,ブナ林における二酸化炭素の
吸収・固定量を明らかにします。
詳細については,「FFPRI FluxNET」をご覧下さい。
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